WBCが盛り上がっていますね!
侍ジャパンの勝利に多くのファンが喜んでいますね。
ヌートバー選手の活躍が素晴らしく、侍ジャパンには欠かせない存在ですね!
ヌートバー選手といえば、目の下の黒いラインがトレードマークですが、この目の下を黒く塗るのはなぜなのでしょうか?
外国の選手では見かけたことがありますが、日本人選手では馴染みがなく、気になる人も多いのではないでしょうか。
そこで、目の下を黒く塗る意味や、効果も解説していきたいと思います。
今回は「ヌートバーが目の下を黒く塗っているのはなぜ?意味や効果を解説!」と題してお伝えしていきます。
■ヌートバーが目の下を黒く塗っている意味
■目の下を黒く塗ると得られる効果
では早速みていきましょう!
ヌートバーが目の下を黒く塗っている意味
ヌートバー選手は目の下を黒く塗り、この目の下の黒いラインを「アイブラック」といいます。
一見アクセサリーやファッションと思いがちですが、プレーを行う上でメリットがあるから行われているのです。
ヌートバー選手がアイブラックをする理由を見てみましょう。
①ボールがしっかり見えるように対策している
②顔の作り
③試合環境・場所
では一つづつ詳しく解説していきます。
①ボールがしっかり見えるように対策
まず1つ目の理由として、ボールがしっかり見えるように対策をとっているということです。
野球ボールはとても小さく、光の関係でボールが見えにくくなることがあります。
デイゲーム(昼間の試合)の際に太陽の光で、ナイトゲーム(夜間の試合)では、照明の光でボールが見えにくくなることがあるんです。
この現象は、一瞬ボールがパッと真っ白になり、そして見失ってしまうのです。
試合中こんなことが起こったら大変です。
その防止策としてヌートバー選手は目の下を黒く塗っているのです。。
ポジションにもよりますが、天井や上を見上げることが少ないポジションだと必要がないということにもとれますね。
目の下を黒く塗ると得られる効果が大きいのかもしれません。
顔の作り
2つ目の理由としては顔の作りが関係しています。
この理由は、日本のプロ野球選手であまり見かけないこと、メジャーリーガーではよく見かける事と関係していますね。
欧米の方や外国人は、顔の彫りが深い選手が多くいます。
掘りの深い顔は、目の下の光を受け止める場所・面積が広いので、その分大きな光を目に反射させることになってしまうのです。
反対に、掘りが深くない日本人は太陽光の反射で悩むことが少ないということになります。
顔の作りが関係し、日本人選手は目の下を黒く塗る人が少なく、メジャーリーガーに多くみられることと関係しているのです。
試合環境・場所
3つ目に、ヌートバー選手がアイブラックをする理由として、試合環境や場所が関係しています。
先ほどもお伝えしましたが、太陽光や照明の関係でボールが見えづらく感じることがあります。
東京ドームの照明の数や明るさなどを考慮し目の下を黒く塗っているのかもしれません。
球場によってはナイトゲーム、ディゲームしか野球できないという場所もあり、試合環境や場所によって、目の下を黒く塗るかを決めるのです。
WBCといえば国際試合、失敗は許されませんね。
これは他の試合にもいえますが、確実にキャッチするために目の下を黒く塗っていると予想されます。
目の下を黒く塗ると得られる効果
ヌートバー選手のように目の下を黒く塗ると得られる効果というのは、コントラスト感度の実験から検証され、証明されています。
コントラスト感度というのは、輪郭のあいまいな図形の認識や、微妙な濃淡の違いを判別する能力のことを言います。
1942年に行われた実験について、実際に見てみましょう。
下の①〜③に分け、太陽下でコントラスト感度がどう改善されるか実験
- ①アイブラックを塗った人
- ②アイブラックのステッカーを貼った人
- ③ワセリンを塗った人
<結果>
ワセリン、アイブラックステッカーよりも、太陽下においてコントラスト感度の改善に効果があることが判明
眼の色や男女間でも効果の違いあり
実験から、目の下に黒いラインを塗ることが一番効果があることがわかりました。
この結果により、野球選手が目の下に黒いラインを引き試合に望むということが多くなったと言われています。
人は、目の下に光が当たり、光が反射すると眩しいと感じます。
誰もが経験したことがありますね。
その反射した光が強ければ強いほど、目のコントラスト感覚が狂い、ボールと空が同化したように見えてしまうのです。
そして、ボールを識別することが難しくなるというのです。
こうした現象から、回避するためにアイブラックを塗るということがわかりました。
まとめ
今回は「ヌートバーが目の下を黒く塗っているのはなぜ?意味や効果を解説!」としてお伝えしました。
ヌートバー選手が目の下を黒くする理由は「ボールを見やすくする」という理由でした。
日本人選手と外国の選手では顔の作りでボールの見えにくさにも違いがあるようです。
また、球場や試合の時間帯でもボールの見えにくさには変化があるのです。それにより、日本人には目の下を黒く塗る選手は少ないのです。
ヌートバー選手は、大事な1球を見逃さないために選手が対策を取られていたのです。
最後までお読みくださりありがとうございます。